常子、プロポーズされる2
寒いお寺で待っていた君子と常子。
やっと鞠子が来た。
寒いからどこか暖かいところで
まとうというが
美子が来たらわからないからと
常子は言った。
そのころ祖母宅で美子は繕いもの
をしていたが、やっと出来上がった。
そしてあわてて出かけた。
まつは弁当の売り上げが落ちたことを
嘆いていた。
おせちの注文も少ない。
また玄米では弁当にならないと
宗吉は言う。
タイピストは高給取りというが
自分たちより実入りが多いのでは
という話になった。
常子たちは美子とあうことできず
探しに行く。やっと美子が帰ってきた。
美子は友だちと勉強すると言って
遅くなると言っていたが
それが嘘だとばれていた。
どうして嘘をついたのかと
聞くと、祖母宅へいくと
いうと反対されるからと
いった。
家訓のことでも美子は
もう必要ないという。
ととへの思い出が多い
常子と少ない美子の
ととへの思いの違いが
はっきりした。
あけて昭和15年1月。
常子と美子は対立したまま
だった。
常子は星野にその話をした。
ほとんどが愚痴だったので
こんなこといっていいのかと
気が付いた。
星野は「じぶんを作物だと思って下さい。
そしてどんどん肥料をやってください。」
と、比喩でいった。
どんどん、愚痴をいうことで星野は
鍛えられるいう。
常子は久しぶりに大笑いをした。
会社でのこと多田かおると
話をしながら廊下を歩いていると
和服の中年の女性がタイピストの
部屋はどこかと聞く。
その女性は部屋に入ったので
早乙女は「何か御用ですか」ときいた。
「諸橋という人は誰なの?」
と聞く。
その女性は営業部の奥寺の妻である。
「わたしですが」、と諸橋が立ち上がると
奥寺は、「この泥棒猫」といって
諸橋のパーマの髪の毛をつかんで
「人の旦那をよくもとったわね」と
大騒ぎとなった。
諸橋は不倫をしていた。
そのことで彼女は首になった。
常子は理不尽と思って早乙女に
諸橋を助けてほしいとお願いしに
いこうというと
早乙女は
「くびになりたいの?」
ときく。
「会社は自分たちをやめさせること
ぐらい、何とも思ってないのよ」と
いった。
*****************
美子のいう事は一理あります。
そのくらいの年になると
家族とのかかわりをはずれて
他人とのかかわりが多くなる
ので、そのたびに、家族との
お出かけは重荷になります。
ととは、まだ子供たちが小さかった
ので、こどもとの
ふれあいを大切にしていた
結果、家訓として掲げたと
思います。
それはそれで、常子たちは
よかったと思います。
しかし
一番下の美子にとってはととの
思いでも薄く、家族そろってのお出かけ
はいまさらという思いなのでしょう。
また会社のことですが、
女子社員をみくだす会社組織
にとって、めんどうなことを起こした
女性社員はすぐに首にするというのは
理不尽な処置ではないですか。
女性の地位がいかに低かったか
よくわかりますね。
いいことは男の手柄
悪いことは女の責任と
いいますが・・・
そのとおりの
人間性無視の処置でした。
寒いお寺で待っていた君子と常子。
やっと鞠子が来た。
寒いからどこか暖かいところで
まとうというが
美子が来たらわからないからと
常子は言った。
そのころ祖母宅で美子は繕いもの
をしていたが、やっと出来上がった。
そしてあわてて出かけた。
まつは弁当の売り上げが落ちたことを
嘆いていた。
おせちの注文も少ない。
また玄米では弁当にならないと
宗吉は言う。
タイピストは高給取りというが
自分たちより実入りが多いのでは
という話になった。
常子たちは美子とあうことできず
探しに行く。やっと美子が帰ってきた。
美子は友だちと勉強すると言って
遅くなると言っていたが
それが嘘だとばれていた。
どうして嘘をついたのかと
聞くと、祖母宅へいくと
いうと反対されるからと
いった。
家訓のことでも美子は
もう必要ないという。
ととへの思い出が多い
常子と少ない美子の
ととへの思いの違いが
はっきりした。
あけて昭和15年1月。
常子と美子は対立したまま
だった。
常子は星野にその話をした。
ほとんどが愚痴だったので
こんなこといっていいのかと
気が付いた。
星野は「じぶんを作物だと思って下さい。
そしてどんどん肥料をやってください。」
と、比喩でいった。
どんどん、愚痴をいうことで星野は
鍛えられるいう。
常子は久しぶりに大笑いをした。
会社でのこと多田かおると
話をしながら廊下を歩いていると
和服の中年の女性がタイピストの
部屋はどこかと聞く。
その女性は部屋に入ったので
早乙女は「何か御用ですか」ときいた。
「諸橋という人は誰なの?」
と聞く。
その女性は営業部の奥寺の妻である。
「わたしですが」、と諸橋が立ち上がると
奥寺は、「この泥棒猫」といって
諸橋のパーマの髪の毛をつかんで
「人の旦那をよくもとったわね」と
大騒ぎとなった。
諸橋は不倫をしていた。
そのことで彼女は首になった。
常子は理不尽と思って早乙女に
諸橋を助けてほしいとお願いしに
いこうというと
早乙女は
「くびになりたいの?」
ときく。
「会社は自分たちをやめさせること
ぐらい、何とも思ってないのよ」と
いった。
*****************
美子のいう事は一理あります。
そのくらいの年になると
家族とのかかわりをはずれて
他人とのかかわりが多くなる
ので、そのたびに、家族との
お出かけは重荷になります。
ととは、まだ子供たちが小さかった
ので、こどもとの
ふれあいを大切にしていた
結果、家訓として掲げたと
思います。
それはそれで、常子たちは
よかったと思います。
しかし
一番下の美子にとってはととの
思いでも薄く、家族そろってのお出かけ
はいまさらという思いなのでしょう。
また会社のことですが、
女子社員をみくだす会社組織
にとって、めんどうなことを起こした
女性社員はすぐに首にするというのは
理不尽な処置ではないですか。
女性の地位がいかに低かったか
よくわかりますね。
いいことは男の手柄
悪いことは女の責任と
いいますが・・・
そのとおりの
人間性無視の処置でした。
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